今でこそインターネットブラウザで見慣れたハイパーリンクを初めて体験させてくれたのがこのHyperCardだったのです。
また、自分の作成した画面内に自由にボタンアイコンを配置できるってこともとても新鮮でした。
それまで見たボタンアイコンは「OK」とか「Cancel」とかの文字を囲っただけのモノだったけど、HyperCardのボタンはいろいろな絵柄のアイコンで表現されているので、初めはFinderにあるアイコンと同様にダブルクリックするものだと思っていたっけね。
ボタンで驚いたのは、それぞれにプログラムの記述ができるようになっていること。
実際にボタンはひとつのオブジェクトとして扱われ、ボタンのプログラムは、コピーして別のスタックに張り付けてた場合でもコピー先でちゃんと実行することができました。
オブジェクト指向でのプログラムが一般的になってきた現在ではさほど驚くこともない気がするが、当時は絵柄アイコンだけではなくプログラムもコピー&ペーストされることにビックリしたのを覚えてます。
その頃は仕組みがなんだかよくわかっていなかったけど、わからないなりに「スゲー、スゲー」と夢中になったものでした。
フリーのスタックがいろいろあって、教育系のデータベースのようなものやら、子供向けの絵本のようなものやら、ゲームやら本当に素晴らしい作品がたくさんありましたよ~。
HyperCardの内蔵言語(HyperTalk)はいまのOSXに若干ですがAppleScriptとして残っています。
確かHyperCardはQuickTimeに取り込まれるってことで開発が中止された気がするけど、その計画も途中で中断してしまったんだよねぇ。
いま、iPhone&iPad向けにHyperCardが復活したら、大ヒットすると思います。ぜひ復活していただきたいですね!!
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